スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
空色ヒッチハイカー
ぇっと。また橋本紡先生の作品です。間が開いてすみません(?





題名:空色ヒッチハイカー
作者:橋本紡
出版:新潮社


橋本先生らしい。読み終わった後に心が温かくなる作品。
何か特別なことが起こるでもなく車が進んでいくわけですが。
なんでもないことを書くからこそ味が出るのがこの人の特徴ですよね☆
なんでもない青春小説って奴ですが、読んでみることをお勧めします。

まずはプロローグから引用


 これは、僕の旅の物語だ。
 僕と杏子ちゃんと、そしてお兄ちゃんを巡る物語だ。
 最初に断っておくけど、たいしたことは起きない。誰かが恨みを抱いて誰かを殺したり、派手に銃をぶっ放したり、宇宙人が殺人光線を撒き散らしながらやってきたり、戦争やクーデターが起きたりなんてことはまったくない。ひとりの男の子と、ひとりの女の子が、ただ車に乗って走り続けるだけの話だ。つけ加えることは何もない。
 もちろん、、僕にとっては、特別の物語だ。
 いや……訂正した方がいいかな……。
 僕にとっては、すごくすごく特別で大切な物語だ。


どっかで読んだな。って人は半分の月の読者なはず☆
1巻のプロローグによく似た表現があります。これを読んだ時点で期待に胸膨らみました♪
以下ネタバレを大量に含んだ感想(?)です。
妙に長くなってしまったんですが、良ければ読んでくださいm(_ _)m

おじさんとおじいさん。


杏子ちゃんは後に回して・・・
最初のヒッチハイカー。
ひとりは会社の組織改編の被害者な課長さん。
もうひとりは戦争体験者なおじいさん。
ヒッチハイカーの例って感じでしょうか。

□お兄ちゃんとの過去話。
お兄ちゃんの最初の描写。おおきな、尊敬すべき対象って感じですね。

脇道とカップルとあててんのよ


杏子ちゃんの提案で国道を逸れて脇道に入ることに。
そこで平田君と佳奈子ちゃんのカップルに遭遇。
この二人の役目は車に帰らせないことぐらいじゃないか?(ぇ

□杏子ちゃんにお兄ちゃんについての話。
弟へのプレッシャーてのはなんとなくわかります。自分の弟を見てるとね・・・
また、ここで彰ニの触ろうとした影は自分のじゃなくて、お兄ちゃんの影なんだろうと思います。

「彰ニ君のお兄さんは、もういないのね?」
「うん」

そこでの会話。
結末を知っているからこそいえますが、とてもきわどい答え方です。
私も騙されました。
きっと「自分の心の中に描いていた兄はいなくなってしまった。」という意味でしょう。

その後杏子ちゃんが腕を組んで来るのですが。

「杏子ちゃん」
「なに」
「胸、かなり盛大に当たってるんだけど」
「あら、ごめんなさい。ちょっと刺激的過ぎたかしら」
白々しい言葉に僕は溜息をついた。
「わざと当ててたくせに」
「あ、ばれてた?」
僕は思いっきり嫌な顔をしておいた。
「セクハラだよ、それ」


うっへ、あててんのよでたー。
これが杏子ちゃんなりの慰め方だったんでしょうね。
こういうの好きだなぁ*^ ^*

少女と過去。


せっかく彰ニ君と杏子ちゃんの距離が縮まったと思ったのに!
「だったら、やらせろよ!」っておい彰ニ!

□箭野と受け月。
受け月とかそういう話好きだー!
箭野みたいな存在って誰しもいると思うんですけど、どうでしょうか。
たった一人の友達って意味じゃなくて。
なにか言おうとして言えない感じがすごいわかる。(何をいいたいかまではわかりませんが。)

白Tのおっちゃん。


前章でのことがあって、どうなるかと思ったんですが思ったよりすんなり解決。
杏子ちゃんだからこそだよなぁ、と思ったり。

石崎さんって人はとても面白い。
そして確かに実在しそうでならないんですよね。妙にリアル。
彼はバンジーした後はどもらなくなり、
彰ニ君はバンジーした後箭野のことを思い出す。
ここで駅でなんと言おうとしていたのかわかるわけです。

□跳ぶ寸前に思い出された言葉。
"That'a one small step for a Groovers,boys...one giant leap for weenie-kind!"
(それはグルーバーズにとっては小さな一段だが、少年よ、フニャチン野郎にとっては巨大な飛躍なんだ。)
石崎さんと彰ニ君の対比ですよね。
ファンダンゴからの引用でしょう。うまいこと状況がマッチしてます☆

□杏子ちゃんの旅の動機。
これにはすごいうなずけるものがあるんですよね。
「こんな所で一生が終わるのか」
っていう感情。
変わりたいと思う心と変われないことへの焦り、無力感。

お兄ちゃんとファンダンゴ。


目的地到着前日。ファンダンゴについてのエピソードと解説。
実はこの記事をファンダンゴ観てからアップしようと思っていたんですが。土日に見つからなかったのでやめました^^;

そして到着。杏子ちゃんが起こるのを華麗にスルーする兄彰一。
周りから見た幸せが本人の思う幸せとは違う。ってことですよね。

彰一は半分の月の裕一に似てるんじゃないかなぁ、と勝手に思ってます。
好きな女の子の為に(本人はそう思っていないかもしれないが)他を捨てたという点で。
彰一は約束されたエリートの道を。裕一は死の影のない未来を。

最終的には、自分の未来は自分で決めるってことですよね。他人がなんと言おうと。
その決意の強さで、イチゴが飛んだんだと思います(笑

そして彰ニ君は思ったとおり京子ちゃんと結ばれるんですね。
かなり初期の段階から気があるように見えたのは僕だけですかね。
彰ニ君の掴み取っていく未来の一つ目。
お幸せに♪


ことあるごとにすごい共感できる気持ちが表現されていて、心の奥底をやさしく刺激された感じがしました。
どこが、とか特に指定できない。全体を通したほんわかした感じが私の好みであり、この本の面白さだと思います。
今度はどんな話を書いてくれるのかなぁ。



感想リンク。
ライトノベル名言集さん


実はランキングに登録しております。
クリックしていただけるとなんとランクが上がるそうです。
よかったらお願いします。
FC2 Blog Ranking
2007/01/30(Tue) | 橋本紡 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://riverend.blog48.fc2.com/tb.php/8-c9c56207
前のページ ホームに戻る  次のページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。